Rust Preventive Oil

解説・注意事項

使用方法

防錆油の効果をより発揮させるために、前処理や塗布方法など、適切な工程設計が必要です。

前処理の実行

  • ●さび、腐食の除去
  • ●確実な洗浄
    • ・石油系溶剤による洗浄(灯油、シンナーに浸せき、エアブロー、ブラッシング等)
    • ・蒸気洗浄(炭化水素、塩化メチレン、湯)
    • ・アルカリ洗浄(苛性ソーダ、炭酸ソーダ、メタ硅酸ソーダ等のアルカリ水溶液)
  • ●水分の除去

塗布の仕方…製品のかたち、大きさ、さび止め油の種類によって使いわけます。

●浸せき塗布………
複雑形状の製品およびあらゆる製品に適する。充分な塗布が行える。
●スプレー塗布……
浸せきできない大型製品および表面積のおおきな製品に適する。
●ハケ塗り…………
部分的に塗りたい場合および専用装置がない場合に適する。繰り返し塗りが可能である。

保管及び使用中の管理

  • 保管は屋内で直接日光と熱が当たらないように注意する。
  • 使用中、水・ゴミ・他の油剤が混入しないように注意する。
  • 乾性さび止めは、引火点が特に低いので火気に十分注意する。
  • ペトロラタム形さび止め油は使用の際、温度が高くなり過ぎないように注意する。(限度は120℃です。最適温度は製品一覧表の用途と特長の項をご参照ください。)
  • 浸せき槽は使用後カバーすることが望ましい。
  • 長期保存した場合、ご使用時容器内の油が均一になるようによく攪拌してからお使いください。
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